こむぎとなごみのしっぽ

2018.6.14生まれのミニチュアダックスのこむぎです。

リクの命日

2019.3.22

ちょうど1年前の今日、2018年3月22日は先代犬のリクが虹の橋に行ってしまった日です。

〜〜〜〜〜
2003年8月4日。
柏にあるこじんまりした古くからある個人ペットショップにその子は居ました。薄暗い店内のど真ん中にある丸い柵は、ちぎった大量の新聞紙で埋め尽くされ、その中に1匹だけちょこんといたミニチュアダックス
近寄っていくと、まん丸の目をキラキラと輝かせ、ちぎれんばかりにしっぽを振ってぴょんぴょんしていた子。
クリーム色の毛がサラサラで、がっしりした手足の子でした。それまで何軒かのペットショップを回っていましたが、「可愛いね」程度だったのですが、こういう感覚ってあるんですね。この子が待っていてくれた様に思えました。

ケージも何も無いまま行ったので、ダンボールに新聞紙を敷いて車で自宅に戻りましたが、助手席で妻の膝上にダンボールごと乗せられたこの子は、車にも私達にも怖がる様子もなく自宅まで帰ったのを思い出します。

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あれから14年7ヶ月。。。22:35過ぎ、14年10ヶ月というその短い生命を全うし旅立ちました。。。

毎日病院通いの日々。原因も分からず、検査結果を日々見て注射とお薬と酸素吸入で様子見する状態が続いていました。妻が自宅で看取ってくれたのが唯一の救いかな。亡くなった時、私は自宅最寄り駅一つ手前。。。10分間に合いませんでした。

抱き抱えても、まだ普通の温かさ。。。いつもと同じ顔で寝ているだけ。。。でも抱き上げるとぐんにゃりと力なく崩れる身体。。。こっち見て!ほらおやつあげるから!揺すっても話しかけても全く動きません。。。

どれ位の時間が経ったのか覚えてませんが、まだ温もりのあるこの子を抱きながら暫くは放心状態でした。

食いしん坊のこの子が、先週はよっぽど辛かったのかご飯にも見向きせず。その後の治療で漸く少しづつ食べてくれ、一昨日は座る私の側に来て、お手お代わりしてご飯をねだってくれるまでになったのに。。。
最後にお水が飲みたいといい、大好きなリンゴを透けるくらい薄く切ってもらいひとかじり。お水飲んだと思ったら急変したとのこと。。。

こういう状況になって改めて思うのは、この子との出会いから今までの事。楽しかったこと、嬉しかったこと、そして多くの後悔と。。。もっと撫でてあげればよかった。あの時怒らなければよかった。もっともっと色々なお出かけすればよかった。苦しい中、お手なんかしなくても食べられるだけ食べさせてあげればよかった。。。

何をするにもこの子がいつもそばにいました。那須、房総、軽井沢、伊豆、那須裏磐梯、仙台、米沢、伊勢志摩、新潟と、旅行に行く時はまずはペット宿泊可のお宿探しから。良いなぁ〜と思うお宿もペット不可が多くて、恨めしく思ったことも今になっては大きな後悔。。。春の桜、夏の高原と海、紅葉の秋、雪まみれになった冬。。。
伊豆で春先のまだ冷たいプール、反対側にいる私の所に早く来ようと飛び込んでしまったリク。すぶ濡れになってぶるぶる震える身体を暖房の前で乾かしたっけ。。。

部屋で着替えていると、連れてって貰えるのかとソワソワしながらミニハウス(クレート)に入り込み、連れて行って貰えないと落ち込む。。。車に乗ると助手席の妻の膝上からこっちを見て「窓開けて〜」と。。。
昔は60km/h位なら鼻水飛ばしながらでも外の匂いをクンクンしてたけど、老犬になってからは40km/hが限界だったし、すぐに疲れて寝ていたね。

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海外出張で久しぶりの帰宅の時はちぎれんばかりにしっぽを振って飛びかかってくる。。。
仕事から帰って、私が定位置に座ると横にちょこんと座っておねだり。。。私達の生活の全て一緒で、かけがえのない存在でした。

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ちょうど去年書いた日記は、まだまだ続くのですが、この2日後に火葬して、今でも自宅に一緒に居ます。

多くのことをリクが教えてくれました。いろんな所にも行ったし、楽しい思い出も嫌な思い出も、それら全てが私たちがリクと生きた現実で、その最後に命の大切さを自らの命と引き換えに教えてくれました。

リクと過ごした14年と7ヶ月は一生忘れないし、これからもずっと私たちの傍に居て見守ってくれていると確信しています。
ね、こむぎさん。

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